2023.11.22 14:30 ~ 16:55 オンライン(Zoomにて開催) 2023年11月22日(水) 実践予算実務WEBセミナー【CF編】

【流通株式時価総額を上げるための最初のアクションとは】
 投資家は「企業価値の向上」を求めています。
上場会社が行うべき最初のアクションは、「自社の企業価値を正確に測定する」ことです。
下記のように理論的株価と実際の株価を比較して、市場が過少評価していることを投資家に丁寧に説明してゆくべきです。

(株主価値:企業価値-有利子負債)÷(発行済株式数-自己株式数)=理論的株価
理論的株価>直近株価

【企業価値とは】
 企業価値とは将来フリーキャッシュ・フロー(以下「FCF」とする)の割引現在価値になります。この割引率が資本コストになります。
 
 企業価値=第1年度目の将来FCF÷(1+資本コスト)
       +第2年度目の将来FCF÷(1+資本コスト)2乗
       +第3年度目の将来FCF÷(1+資本コスト)3乗・・・

【企業価値を向上させる方法とは】
 企業価値を向上させるためには、①将来FCFを最大化することと②将来FCF計画の正確性を高めて資本コストを下げることです。従って、「キャッシュ・フロー(以下「CF」とする)のPDCA管理」が不可欠になります。「真のCF経営」とは、CFを目標とし、全社員がキャッシュを増やすように行動するようマネジメントし、将来の成長分野やESG分野に継続的に投資して、持続的成長を図る経営です。具体的には、CF予算を作成し、予実差異を分析し、着地予想CFを作成し、継続的にCFの改善を図っていくCF予算制度を軸とした経営を意味します。
  
具体的なCF予実管理イメージ(例:店舗型)は下記のとおり。

【問題点】
・予算には、実績の会計学のような作成理論や学問がありません。
・実績には複式簿記の会計システムがありますが、予算はEXCELで科目別に集計する単式簿記の手作業なっています。
・予算作成、予実管理及び着地予想管理を体系的に学ぶ術がありません。

【解決手法】
 予算も複式簿記の会計構造にしなければ正確なCF予算は作成できません。すなわち、予算作成(着地予想)についても「予算会計学」という学問が必要になります。予算作成は単価や数量や為替レート等の変動により、1年間の取引をシミュレーションするので、システム化は必須であり、「予算会計システム」が必要になります。そこで、CF予算の第一人者である弊社代表の児玉 厚による下記1と2の講義と、日本初の予算会計システムの解説が、解決に向けての重要な手段になると考えております。

1.共通理解として基礎編のPLの予算作成、予実管理及び着地予想の実務を講義します。(10月開催済・12月開催予定)
2.共通理解として応用編のCFの予算作成、予実管理及び着地予想の実務を講義します。(本セミナー)
3.日本初の自動複式簿記化の予算会計システム「WizLabo Budget」(特許取得)をデモにて解説します。

アンケート協力頂いた方には、講義テキストデータと第一部アーカイブ動画のURLをご提供いたします。

14:30 ~ 16:00

<第一部>実践CF予算構築方法 ・ CF予算が何故必要なのか

・【予算会計システム】当期着地予想BSの作成方法

・【予算会計システム】月次予算PLBSCFの作成方法

・【予算会計システム】月次予実PLBSCFの作成方法

・【予算会計システム】月次着地予想PLBSCFの作成方法

・【予算会計システム】単体予算の連結予算への拡張

IFRS15号の新収益基準対応のポイント

・【予算会計システム】 複数事例形式のPLBSCF予算のBefore/After ≪遡及修正含む

・【予算会計システム】部門別管理可能営業CFFCFの作成

【講師】

TAKARA&COMPANYグループ(旧宝印刷グループ)

株式会社スリー・シー・コンサルティング  代表取締役 児玉 厚(公認会計士)

16:00 ~ 16:10 <休憩>
16:10~16:55

<第二部>予算会計システム「WizLabo Budget」(特許取得)の実践デモ

【講師】株式会社スリー・シー・コンサルティング 予算ソリューション部 

    • アンケートにご協力頂いた方には、第一部の資料のご提供とアーカイブ動画の視聴URLをご案内させていただきます。
    • セミナーの進行状況により上記時間割は変動します。ご了承ください。

    プログラム

    日程 2023年11月22日 (水)14:30~16:55
    対象 IPO及び上場会社並びに非上場会社の経営企画担当者様
    参加費 無料
    定員 50名
    開催形式 Zoomにて開催いたします。
    3CCセミナー事務局(送信専用)<no-reply@zoom.us>より受付完了メールが届きます。
    (メールが届かない場合、ご使用のメール、セキュリティソフトの設定で迷惑メールフォルダへ振分される場合がございます。迷惑メールフォルダ内を一度ご確認いただくようお願いいたします)
    またZoom操作につきましては事前にご確認をお願いいたします。

    登壇者

    児玉 厚(公認会計士)

    • 株式会社スリー・シー・コンサルティング
    • 代表取締役

    経歴

    【経歴】
    「商社財務部の経理マン、監査法人の会計監査人、そして企業経営者に」
    昭和57年埼玉大学経済学部卒業。神鋼商事㈱財務部、東陽監査法人を経て、ゼロから起業を決意し、現在は㈱スリー・シー・コンサルティング 代表取締役。

    【主な著書】
    「会社法決算書完全作成ガイド」(清文社)
    「開示決算ガイドブック」(清文社)
    「企業予算編成マニュアル」(清文社)
    「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)
    「予算会計」(清文社) 「<改訂増補>予算会計」(清文社)